日々の暮らしの中で、子育てや家事のタスクはどのように分担されているでしょうか。「自分がメインで相手は手伝うだけ」「見えないタスクを抱え込んでいる気がする」――そんな違和感を覚えたことはないでしょうか。

『Journal of Social and Personal Relationships』に掲載されたカップル対象の研究では、夫婦間における政治的信条や価値観、ソーシャルサポート、そして育児労働の分担に対する認識が、母親の関係満足度やウェルビーイングにどのように関連しているかが検証されています。

分析が示すのは、育児分担におけるジェンダー平等や公平感の実感が、母親の心理的健康やパートナーとの関係の質に深く結びついているという点です。もちろん、これは関連性を捉えた調査であり「分担を変えれば直ちにすべてが解決する」という単純な因果関係を示すものではありません。しかし、日々の役割分担に対する納得感が、関係の土台に大きな影響を与えていることは確かです。

家庭内の公平さは、単にタイムテーブルを50対50に分割することだけでは測れません。お互いの信念や日々の負担感を共有し、「一人で抱え込ませていない」というサポートの実感を作り出すことが何より大切です。

今夜、パートナーとお茶を飲みながら、「最近の育児や家庭のタスク、お互いどう感じてる?」と対話の時間を作ってみてはいかがでしょうか。

出典: https://doi.org/10.1177/02654075261451008